2005年12月07日
「IT技術」は怪しい、の例。
かねてより、「IT技術」ってなんやねん。
2秒くらいアタマつかって翻訳してみなさいよ~、「技術技術」って、がちゃーんと衝突事故ってるじゃないですか!
と、「モラルハザード」の誤用退治並みに連呼してきたわけですが。
おかげさまでちかごろは、「IT技術」なんてイッちゃってる文章は、たとえ立派っぽく見えたとしても、もう、絶対それすべてが怪しいんだよ。と、確信を持ち始めてきたところ。
今朝のニュースにこんな記事。
子どもの安全に広がるIT技術、大阪府も実験へはい、がちゃーん。ハイりました。
これはあやしーい。絶対にあやしい。あやしいに違いない。と、偏見持ってよみはじめますと、立派にあやしい記事でした。
通学路の沿道にICタグの電波を拾うセンサーを内蔵した自販機を設置。ICタグをつけた児童が通過すると、保護者にメールが配信されるほか、児童に緊急連絡装置を携帯させ、非常時に自販機付近で緊急ボタンを押すと、管理センターに連絡が入るとともに、自販機から大きな音や光が出る仕組み、という。どうやらこれは「ICタグ屋さん」と「センサー屋さん」と「自販機屋さん」と「管理センター屋さん」の商売にまんまとフーちゃんがハメられちゃってる模様ですよ。これはいけません。
ていうか、ちょっとまじめにこれは危ないと思います。
「通過した」ことがわかるような「ICタグ」を子どもにつけてはいけません。
一見便利な「カード」を持ってしまったが故、同時に「盗難」とか「スキミング」とかなんやかんやのリスクも持ち歩くことになっちゃった大人たちと、同じ目に遭いかねないんじゃないですか。
いや、それほど複雑なこと考え無くったって、単に「電波をぴーぴー」出して歩く子どもたち。って、もうそれだけで違和感満載です。
というような心配はいつもの高木さんのウケウリでした。すみません。
ひるがえって、冒頭の記事、はりきって添削してみました。
通学路沿道の民家全戸の外壁に緊急ボタンを設置。非常時に児童が最寄りのお宅の緊急ボタンを押すと、大きな音や光が出て近所のおばちゃんがホウキを片手に飛び出しちゃう仕組み。
どうでしょう。
△投稿者 satoru : 2005年12月07日 20:04
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