きょうの読売新聞さんの社説に
[愛・地球博]「新時代のメッセージを伝えたい」なんていう、こころふるわせる名文があったので、こんどはどこから斬り込んでみようかしらんと思ってたのですが、まさかまさかその最後に、この酷い提灯記事がざっくりと消え去ってしまうほどの、意表を付くどんでん返しが待っていようとは…。
ええ、もう、いまとなっては、途中のエセ「地球環境たいせつだよね」的お説教については、もうこの際、どうでもいいんです。
驚きの失態は最後の一節、
協会の公式ホームページを見ても、発見や驚きは乏しい。ときております。
もっとIT(情報通信)技術を活用するなど、国内外に強いメッセージを発信してほしい。
じつはわたくし、これまで社内のあらゆるところで、「IT技術」って文字を見つけるたび、
「IT技術」っていってるのは、「ITなんてわかりません」っていってるようなもんだ。と、ひとり「IT技術バスター」を遂行してきたのですけれど、この世界一新聞さんまでが、こんな過ちをやってしまうとは。およよ。
いまさら説明するのも憚られますが、「IT」ってのは「Information Technology」。
だから「IT技術」って「情報技術技術」ってことです。「ぎじゅつぎじゅつ」「てくのろじてくのろじ」、、は、はずかしっ。
ところがこの記事がもう1オクターブ飛び跳ねちゃってるのは、その「IT」と「技術」のあいだに(情報通信)って意味不明の説明が挟まったりしており…
さてどこに「通信」があるねん。と。情報通信技術なら、せめて「ICT」になるのではないですかい。
ま〜さか、ITのTは「Tsu-shin」のTだとかそんなことはないですよね。
というわけで、[愛・地球博]の開催意義にさらなる疑念が深まったところ。
「動く城」の行く先も心配が募ります。
tamari..さんから、2005.12.07の「TrackBack」:
かねてより、「IT技術」ってなんやねん。 2秒くらいアタマつかって翻訳してみなさいよ〓、「技術技術」って、がちゃーんと衝突事故っ...
より詳細はこちら:「IT技術」は怪しい、の例。