2006年02月02日

初夢の付箋はまだほかにも。

さらには、こういうシーンも。

…[佐藤]何かひとつの標語でそれを頼りに何かをつくっていこうとすること自体が完全にまちがっている。
そうすると、ある面から見たらそれはいいけれども、トータルで見たときには完全におかしいじゃないかということになる。
[内藤]私も標語はとても危ないと思います。「サステナビリティ」、「安全、安心」、「景観」とか。そうした言葉の手前ではある種の思考停止をしているわけで。それをやっている限りは一般の人の共感を得られないと思います。…
[建築雑誌 2006年1月号 p14 佐藤滋さん、内藤廣さんの発言]
もはや、「おたべにんぎょう」の如くうなずき続ける限り。
調子に乗って踏み込んでみるならば、そこへ「震災に強い」とか「ひとにやさしい」とか「グローバリズム」とか、、突っ込んでみたい標語は山のようにあるわけですね。
それを、そのコトバを、得体の知れない(=がデフォルトで「正しい」とする)パッケージとして括ってしまうのではなくて、常に「解体しながら考える」ということが、社会のまんなかに到達しつつあるわたしたちの使命であるはずです。

あれ?まてよ。
「サステナブル建築」とか「景観デザインのフロンティア」なんて表題をこれまで毎月表紙に掲げて、「ある面から見た」議論ばかりを組み立ててきたのは、ほかでもない、「建築学会」さん。あなた自身のことではないですかい。と、仮に思ったとて、それは声には出しますまい。

なんせ今月から新体制なんですから。
流行りにのっかって建築学会を「ぶっ壊す」方向でぐちゃぐちゃにしていただくような展開を激しく期待しております。
あ、そんときに「改革」Tシャツのような「標語」は御法度となりましたのでお間違えなく。


△投稿者 satoru : 2006年02月02日 20:35

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